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歯医者さんに通う5つの理由part3

「きれいなお口は感染症予防の基本」


今回は③感染症についてご紹介します。


誤嚥性肺炎は、唾液や飲食物に含まれる細菌が誤って肺に入り込み、そこで繁殖して肺炎を起こします。


加齢により、のどの周りの筋肉が

衰えた高齢のかたがかかることが多く、日本人の死因の第6を占める怖い病気です。


誤嚥性肺炎の予防には、歯科衛生士さんなどの専門家による口腔ケアが有効であることが、複数の研究から明らかになっています。

お口の中、つまり唾液に含まれる細菌が減れば、誤嚥が起こっても肺炎に繋がる危険性が減るためです。


予防には、歯医者さんで定期的にお口をクリーニングしてもらうのにくわえ、セルフケアの指導を受けてご自身の歯磨きをレベルアップすることが大切です。


感染症といえば、今大流行している新型コロナウイルス感染症です。

ウイルスは特定の細胞を乗っ取ることで増殖します。

お口から入ってくる場合、舌やのどなどお口の粘膜に付着し、そこから細胞内に入り込みます。


新型コロナウイルスの研究は始まったばかりのため、はっきりしたことはまだ明言できないのですが、お口のなかの細菌が、ウイルスの侵入を手助けしているという説もあります。


むし歯や歯周病は細菌が原因で、歯石やプラークの溜まったお口は細菌がたくさんいる証拠です。


なので、誤嚥性肺炎も含め感染症予防の基本は、きれいなお口を維持することにあるといえるでしょう。