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歯みがきが大事ってホント??

歯磨きが大事ってホント??


◯歯磨きも立派な治療です


 知覚過敏の治療において、食生活の改善と並んで第一選択肢となるのが「歯みがき」。

中でも重要なのが歯みがき剤の成分です。


 知覚過敏は露出した象牙細管が刺激の通り道となることが原因になりますが、

この刺激に対する反応を抑える成分があります。


 1つ目は、お馴染みの「フッ素(フッ素化物)」。

再石灰化を促進するフッ素の作用が、象牙細管の中に石灰化物を沈着させて層をつくり、

菅を少しずつ封鎖します。1450ppmの高濃度フッ素がおすすめです!


 2つ目は「硝酸カリウム」。

これは神経の反応=知覚を鈍麻する薬剤として、知覚過敏治療の塗布剤としても

使われている成分です。これら2つが入った歯みがき剤をまずは使い続けてもらい、

症状が改善するか診ていくことになります。


 磨き方としては、出来るだけ長い時間、歯みがき剤がお口の中にある状態をつくることが

大切です。最低3は歯みがきをし、すすぎは1にとどめましょう。


 歯ブラシは毛先が柔らかいものがおすすめです◎

かたい歯ブラシを使った過剰な力でのゴシゴシみがきは、歯を傷めて知覚過敏を

悪化させかねません。歯みがき時に力が入っていて、それが歯や歯ぐきを傷めている人も

多いですので、歯科医院で磨き方の指導もしっかりと受けましょう!