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タバコと歯周病の関係


生活習慣の中でも、歯周病の非常に大きいリスク要因となるのが喫煙です。

歯ぐきの抵抗力を減らし、プラークの攻撃力を増やしてしまいます。

加熱式タバコにも、ニコチンなどの科学物質は含まれています。

また、タバコの煙にも様々なリスクがあるのでご紹介いたします。



① 血管を収縮させる

 タバコの煙に含まれるニコチンは血管をキュッと収縮させます。

 そうすると、血液とともにやってくるはずの栄養分と酸素が歯ぐきに届かなくなってしまいます。


② 免疫細胞を弱らせる

 細菌を食べてくれる白血球などの免疫細胞のはたらきも、

 タバコの煙に含まれるニコチンなどの化学物質の作用で弱まります。


③ 酸素の運搬を妨げる

 赤血球は通常、その中に無数に存在するヘモグロビンに酸素をくっつけて運びます。

 しかし、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は酸素をはがしてヘモグロビンに強く付着してしまいます。


歯周病菌の大好物

 タバコの煙に含まれる化学物質は、歯周病菌をはじめとした悪玉菌の大好物です。

 これらの菌の病原性を高め、プラークの攻撃力も高めます。


プラークを硬くする 
 
 タバコの煙に含まれる化学物質はプラークを硬く歯に付着させます。

 その為、歯磨きをしても落ちにくくなります。